彼氏欲しい・・・ってか、恋がしたい。
にゃにゃ子（以下、にゃ）： ・・・え、えぇ。
わんこ（以下、わ）： 今、モ～レツに男を欲しているんですよ！
にゃ： ・・・ちょっと、問題発言・・・。
わ： 何でですかっ！私、気づいちゃったんですよ！！よく考えたら、私、ここ数年男性に触れていないんです・・・！
にゃ： 我が家に来たら、息子を抱っこさせるわよ。
わ： そんな問題じゃないんですよ！おじいちゃんの介護とかも間に合っているんです！私が言いたいのは、彼氏どころか、恋愛すらしていないって事なんです！！
にゃ： 一人で生きていくんじゃないの？
わ： そんな、私を孤高の存在にしないで下さい。
わ： 彼氏欲しい！恋がしたい！って思えば思うほど、どうしたらいいのか分からなくなってきて・・・。
にゃ： そんなに堅苦しく考える必要は無い、って事よね。
わ： そうなんですけど。どんどん負のループに・・・。
にゃ： 恋くらい、気軽に出来ないかしら？
わ： なんなんすか！その恋多き女発言！！汚らわしいっ！！
にゃ： ・・・もう、言っている事が支離滅裂よ。別に尻軽女になれと言ってはいないわよ。
わ： すみません、取り乱しました。
にゃ： 「この人いいな」とは思わないの？
わ： 思う事もありますけど、つい「この人、こういう事するんだ・・・」って悪い面を見付けてしまって。
にゃ： あぁ、減点方式ね。
わ： もう、３０歳を目前にしているんで。結婚の事を考えると、男選びで失敗したくないじゃないですか。ここまで一人でいたのに、やっと出来た彼氏が”だめんず”とかあり得ないというか・・・。それだったら一人の方が良いというか。そう思うと、なかなか踏み出せないんですよね。
にゃ： ・・・まず、恋愛のリハビリが必要ね。
わ： こんな私でも、人を愛する事が出来るのでしょうか。
にゃ： まず、心の中で『この中で誰が一番素敵か』を決めるの。
わ： 『この中』って、社内でって事ですか？
にゃ： それもそうだし。電車に乗ったら『この車両の中で』とか。遊び感覚でいいからね。
わ： この中・・・。
にゃ： 悪い所ばかりを見るんじゃないのよ。その人の良い所を３つは言える様に考えなさい。
わ： ・・・はい。・・・・・・・。
にゃ： ・・・どうしたの？
わ： ・・・・・わ～っ！！やっぱどう頑張っても、課長は生理的に無理です～！！
にゃ： こらこら。心の声がダダ漏れよ。課長は除外しなさい。
課長： ・・・・・・。
にゃ： これは訓練だから。慣れてくれば、すぐに人の良い所を発見できる様になるわよ。
わ： ・・・今、妄想の中で営業の山本さんとデートしてました。
にゃ： ・・・妄想だけなら犯罪にならないからね。実現できる様に頑張りなさい。
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